はじめに
私は20年くらい趣味として「フラ」いわゆるフラダンスを習っています。
きっかけは「フラガール」でした。
※フラガールの舞台上で披露されているおへそが出た衣装で踊るのは厳密にはタヒチアンです。
日本語ではフラダンスと一般的に言われていますが、ハワイ語で正確には「フラ」
フラの意味はダンス・踊りという意味を持っています。
象徴として皆ロングヘアなのは理由があります。
ハワイでは「髪に精霊が宿る」とされ大切にする考えからきています。
神々や自然について踊ることが多いですが、主人公がおり一つの踊りが物語になっています。
言葉を使わず主にハンドモーションや表情で表現しています。
主に踊りには2タイプあり現代フラ(アウアナ)と古典フラ(カヒコ)です。
踊り方は全く別物です。
アウアナの特徴
長いドレスを纏い音楽に合わせゆったりした動きで踊ります。
カヒコの特徴
頭に葉っぱ(マイレ)をつけ、手首や足首にも同じくマイレをつけ膝くらいのパウ(スカート)
を身につけます。
体力が必要で足腰を鍛える訓練が必要です。音楽はなく楽器(イプヘケなど)を使い
メレ(歌詞)を歌いながら力強くかなり腰を落とし低い位置で、笑顔を見せずに踊ります。
実はとても健康的な3つの理由
一見優雅に見えるフラも実はスカートの下ではめちゃくちゃ運動しています。

ゆったり動く全身運動
カヒコは圧倒的に体力が必要で足腰を鍛える必要があり年齢的に50代でスタートするには
厳しいですが、それなりに若ければ体が鍛えられ体力維持にもなります。
基本的にフラの動きは膝を軽く曲げステップを踏みながら上半身だけを滑らかに動かすため
下半身の筋力が鍛えられます。特に効くのはお尻の筋肉と太ももがメインです。
美尻効果はあると思います!
姿勢を保たなければならないので体幹が自然に鍛えられていきますし
姿勢改善にもなります。
カヒコのような激しい動きではないため膝や腰に負担をかけにくく50代からでも始め易いです。
残念ながらダイエット効果はフラのみでは期待できません。笑
お腹が空くので食べてしまいます。節制すれば可能かもしれませんが。
脳の活性化とストレス解消
振付を覚える必要があるため集中力や記憶力が鍛えられ脳が活性化
音楽そのものがゆったりとしてモーションもゆっくり魅せることがほとんどなので
心がリフレッシュします。
コミニュティーでのつながり
特にこれから老後へと突入していくので大切な繋がりになります。
大抵の場合は仲間と一つのチームになり踊るのでレッスンでも息を合わせる必要があり
同じ目標に向かって切磋琢磨できますのでショーが終わった後は
共通の達成感が得られより絆が深まります。
フラ教室の選びのポイント
フラのレッスンを受けられるところは全国に無数にあります。
フラは日本では特に決まりがないため誰でも自由に教室を開くことが可能なのです。
踊りは教室によって違うのが特徴でそこの教室の主宰者が考えています。
同じ曲でも教室の数だけ振りが存在します。
同一教室でない限り全く同じ振りは存在しません。
自分がどんなスタイルでフラを始めたいのかによって選択する教室は違います。
スポーツジム
大手のジムではスタジオプログラムで「フラ」が組み込まれているところがあります。
ここは多くの場合、フラへの入り口になる場所です。
本格的なフラ教室から先生が派遣されて教えていますので興味があれば
その教室に個人的に通うという選択ができます。
私もその1人でした。
ショーには出ず健康維持やストレス発散が目的となるでしょう
ハワイに師匠(クム)がいる教室
この教室の場合はかなり本格的にフラを学ぶことになります。
フラの精神から始まり、ハワイの文化やハワイ語にも触れることが多いです。
踊る曲の選択はハワイのクムが行い、それに合った振付をクムが考え日本の教室に伝授
定期的にクムがハワイから直接教えにくるワークショップが開かれます。
クムの描く世界観を忠実に表現する必要があります。
大きな教室になるとインストラクターの養成コースまであります。
ヘアスタイルも基本ウィッグは好ましくなく、前髪なしのロングヘアです。
古典フラと現代フラの両方が学べます。
ショーにも出ます。
クムを持たない教室
主宰者自身は過去に習っていたクムがいた場合は多いと思いますが、独立して自分の教室を
持つケース。ワークショップなどはなく主宰者の自由になんでもできます。振りも先生が
作るだけです。クムのいる教室に比べるとそこまで本格的ではありません。
楽しくあまり規制にとらわれずサークル感覚でやりたい人向けです。
ヘアスタイルも基本はロングですが、そこまで厳しくはありません。
基本は現代フラのみです。
ショーにも出ます。
レッスン料やその他にかかる費用は?
当然スポーツジムで始めるのが1番お金がかかりません。
最初に体験するのにはいいと思います。
教室によって違いはありますが一つの目安として
クムがいる教室が1番レッスン料が割高です。受けているレッスンの回数にもよりますが
月1万代〜2万ほどでしょうか。それ以外にもワークショップが開催されると別途料金が
発生します。これも大体1万代です。
ショーに出演する場合は、出演料と衣装代、装飾品が発生します。
これらを合わせると衣装代が1番高いですが4万位はみておいた方がいいです。
ショー前には通常レッスンとは別に別途レッスン料が発生する場合もあります。
最初は笑顔さえ作ることにも余裕がなかった私ですが、ステージを重ねるうちに
慣れ心地いい緊張感で自分の表現を魅せることのできるワクワクした場所に変わりました。
まとめ
フラの世界にすっかりハマり気付けばこんなに長く続けています。
フラは健康・交流・自己表現の3拍子がそろった趣味だと私は思っています。
60代になると急に世間との繋がりが減り趣味がないと人と関わることが極端に減ってしまいます。
大切なのは趣味にかける費用や時間もライフプランに組み込み、無理なく続けられる環境を
整えておくことも私の老後計画の一つです。
私にとっては心も身体もリフレッシュさせてくれるフラを踊れる限り続けて行こうと思っています

