私は40代で娘1人抱え、離婚しました。当時の私はわずか100万しか蓄えがなく母も一人暮らし
だったため、すぐさま実家へ戻り母と私と娘の同居生活がスタート
ここから真剣に老後のお金と向き合うことになりました。
仕事は稼げる職種に絞り、会社員として(営業)で頑張りとにかく蓄財だけを
目的に必死の10年でした。
老後のお金の具体的な内容は?
・生活費
・持家なので家の修繕費
・医療費・介護費
・娯楽・予備費
ざっとあげるとこんなところです。
生活費予備費
ざっくり15万✖️12ヶ月で180万 20年生きるとして 3600万
年金を考慮し約10万くらいと見積もって、60万年間不足 1200万
家の固定資産税がざっくり10万くらい、✖️20年で200万、
これに修繕費があちこちかかってくる
トイレ、キッチン、給湯器、エアコンの買い替えなど、都度数十万〜数百万必要になってくる
ぼんやり家が古いので建て直したいという自分の願望もありました。
そうなると数千万が必要
修繕費内訳
屋根の塗装/葺き替え 20〜30年目 70万〜150万円
外壁塗装 10〜15年ごと 80万〜130万円
水回り(キッチン・トイレ・風呂) 20〜30年目 100万〜250万円(全体)
エアコン・家電類 10年サイクル 10万〜50万円(複数台換算)
うちは築50年は超えているので今後はこの目安の年数待たずに10年〜15年の間に
300万〜500万は必要になってくる計算です。
医療費・介護費
医療費は長年医療保険をかけていました。これは後に家計の見直しとともに解約しました。
思えば会社員として環境が変わった際に見直しておくべきでした。
国民保険→社会保険へと変更になっていたからです。
会社員の場合は手厚い国の保険で賄えないことはありません。
自分の介護費用を残しておかなければいけません。
ここでは大まかな金額を把握するのみとし詳細には触れませんが
初期費用(住宅の改修や介護用品の購入)約70〜80万
訪問介護・通所サービス 数千円〜数万
施設の目安 特別養護老人ホーム 8〜15万 有料老人ホーム 15〜30万
グループホーム 10〜20万
個々の状況によって異なりますが、約5年前後かかったとして総額500〜600万
親の介護もいずれは覚悟しておかなければいけないこと、基本的には親の介護費は親自身で
負担するとしても、時間を割いたり、働き方も見直さなければならないかもしれません。
施設費用やその他、私が今までしてもらったことくらいの恩返しもしたい気持ちがあります。
トータルここまでで生活費と合わせると2500万です。ここには一切娯楽費は含まれいません。
蓄財のためにやったこと
もう計算するとキリがないくらい、とにかくこのままだと生活できない未来が想像でき
まずはお金を貯めることに集中しました。今まで金融リテラシーが皆無だったので
お金の勉強から始めました。
- 家計の見直し
- 資産運用と税金の見直し
この2つを現役でいられる残りの10年で実行しようと思いました。
お金と向き合い税金対策
幸い実家暮らしのおかげで離婚後の40代は蓄財に成功しました。
残りの年数が少ないため貯金を増やすにも限界があります。
当時の預金金利は0.001%、1人世帯のため税金もバカになりません。
節税のためiDeCoを50代でスタートさせました。まずは少しづつ資産運用に一歩踏み出しました
iDeCoは60歳まで資金ロックされるけれど、すでに50代でしたのでなんの迷いもありませんでした
それよりも掛金が全額所得から控除されることがとても魅力でした。
私には退職金がありません、それも追い風でした。
この行動が私の資産形成の第一歩となりました。
家計の見直し
蓄財をする上では切っても切り離せません。
意外と気づかない無駄がいっぱいです。私はまず影響が大きい固定費を見直しました。
通信費と医療保険です。この2つで3万弱の節約になりました。
長年貯蓄型の医療保険に加入していたのをやめ、まだ不安だったので掛け捨てに切り替え
その掛け捨ても遂に解約し、(がん保険も)全て医療保険に加入する代わりに
保険料を貯金として別にためていくことにしました。預貯金はあるのであくまでの実験として
一体いくらになるのか(掛け捨て分の3000円だけですが)それでも今5万くらいになってます
それを数年実施して検証してみたいと思っています
最後に
老後を真剣に考え始めたことで生活が少し楽になっている実感があります。
蓄財開始した最初の10年はひたすら貯蓄、その後は蓄財方法を見直し・変更
無駄なものは切り捨てたことで効率的に将来に向け蓄えられ日々の生活も余裕が
持てました。
私は現役で働く時期を60〜62歳くらいまでと考えています。
その後は健康寿命があるうちに好きなことをやりたいと計画しています。
バツイチおひとり様でも豊に老後を過ごすために